奇跡ならず日本1次L敗退 W杯ドイツ大会第14日

ブラジルに敗れ、ピッチで涙を流す中田

 ブラジルに敗れ、ピッチで涙を流す中田英ドルトムント(共同)
 

 【ドルトムント22日共同】サッカーのワールドカップ(W杯)ドイツ大会第14日は22日、ドルトムントで1次リーグF組最終戦の日本−ブラジルを行い、日本は1−4で逆転負けした。


 日本は1勝もできず、クロアチアと引き分けた勝ち点1だけで同組最下位となり、2大会連続の決勝トーナメント進出はならなかった。


 ブラジル戦に1次リーグ突破への望みを懸けていた日本は、不振のFW陣を入れ替え、今大会初先発出場の玉田圭司(名古屋)が前半34分に先制点。


 しかし、前半終了間際にロナウドに同点ゴールを許した。後半も相手の爆発的な攻撃を抑えることができず4失点。


ロナウドは2点を挙げてミュラー(西ドイツ=現ドイツ)の持つW杯通算最多得点記録14に並んだ。ブラジルは優勝した前回大会からの連勝記録を10と伸ばした。


 F組のもう1試合は、オーストラリアがクロアチアと2−2で引き分けて勝ち点4の2位で初の決勝トーナメント進出。クロアチアは勝ち点2の3位だった。


 E組では優勝候補のイタリアが2−0でチェコを退け、勝ち点7で1位となり、決勝トーナメント1回戦でオーストラリアと対戦。米国に2−1で競り勝って勝ち点6の2位となった初出場のガーナはブラジルと当たる。


 中田の涙。予想だにしなかった惨敗。これだからサッカーというものは情熱をくれるのかもしれないのである。また4年後に夢をみようではないか。

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