ディオール日本法人の元副社長、コカイン密輸で逮捕

 フランスの高級ブランド「クリスチャン・ディオール」の日本法人(東京都千代田区)の副社長だった仏人の男が、約300回分に相当するコカインを国際郵便で密輸したとして、警視庁に逮捕されていたことがわかった。

 男の自宅からは大麻樹脂も見つかり、妻も現行犯で逮捕された。同庁組織犯罪対策5課では、男の自宅などで、違法薬物が常習的に使われていた可能性もあるとみて調べている。

 麻薬取締法違反などの疑いで逮捕されたのは、いずれも仏国籍で港区南麻布、元同社副社長ギヨーム・モニエ(37)、妻のイザベル(27)の両容疑者。ギヨーム容疑者は先月16日に逮捕された後、同社を退社した。