待ちに待ったメダル、けが乗り越え荒川が快挙

荒川・金メダル

 待ちに待った今大会日本勢初メダルは「金」。荒川がアジアのフィギュアスケート界に、史上初となる五輪金メダルをもたらした。

 開会式で「世界三大テノール」のルチアーノ・パバロッティ氏が歌い上げた地元イタリア歌劇「トゥーランドット」の曲に合わせ、氷上を華麗に舞った。

 直前に滑ったショートプログラム(SP)1位のコーエン(米)がジャンプで2度転倒する大失敗にも動じず、ほぼノーミスの演技を披露。
3―3回転のコンビネーションジャンプは、安全に3―2回転に変更したが、代名詞とも言えるイナバウアーに、3―2―2回転の連続ジャンプ。
長くしなやかな手足を生かしたスケールの大きな滑りで自己最高得点を更新し、SP上位のコーエン、スルツカヤ(ロシア)を逆転した。

 昨年、グランプリシリーズで、浅田真央(グランプリ東海)に2連敗した後、コーチをアイスダンス長野五輪代表のモロゾフ氏に変えた。プログラムを修正し、SP、フリーとも使用曲を変更。さまざまなリスクを冒してでも、メダルにかけた2004年世界選手権女王の思いは、最高の輝きとなって実った。

 直前にはきつく締め上げる靴で右足かかとを痛め、トリノ入り後に転倒して左肩を脱臼(だっきゅう)した。けがを乗り越えての快挙を、超満員の観衆はスタンディングオベーションで祝福した。

 素晴らしい演技だった。感動したよ。荒川静香よくやったな。頑張った。まさに

その時世界は動いた

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