日本の高校生、覇気なし 学習意欲・目的…日米中韓で調査

高校生

 財団法人「日本青少年研究所」が、日本と米国、中国、韓国の四カ国の高校生に行った比較意識調査で、関心事に「勉強や成績」をあげた生徒は日本では二割台と最低で、意欲にも乏しいことが分かった。

 多感なはずの高校時代を漫然と過ごす現代の日本の高校生像が浮き彫りとなり、同研究所は「ゆとり教育との関係なども分析したい」としている。

 日本の高校生で「勉強や成績」を今の関心事に挙げたのは四カ国中最低の23・4%だった。また、「今の希望」に「成績が良くなる」を挙げたのは米中韓は七割だが、日本は三割台だった。

 日本の高校生の関心事を見ると、ファッションやショッピングなどの「流行」(40・2%)、「携帯電話や携帯メール」(50・3%)などで日本が他三カ国を上回った。

 「自分はどんな生徒になりたいか」と具体的な生徒像をたずねる質問では、日本は「級友みなに好かれる生徒」が48・4%と最も多かったが、日本はこうした具体的な生徒像を挙げること自体が全体的に低調で「失敗を恐れず未知のものに挑戦する」(39・6%)▽「正義感が強い」(25・7%)▽「決まりに従いルールをよく守る」(15・4%)などの項目で他の三カ国を下回った。

 また「希望」に「友人関係」を挙げた割合は、米66・7%、中52・8%、韓44・3%に対し、日本は39・8%で最低だった。

 もちろんこんな調査で全てがわかるわけがない。本音は書かないだろうからな。しかしこの事態をどう捉えて今後の教育現場に繁栄させるかが問題ではないだろうか。

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