お布施泥棒600件自供、飛行機で移動し高級ホテル泊

 熊本県八代市の寺に盗みに入り、住職にけがを負わせたとして、4月に県警に強盗致傷容疑で逮捕された住所不定、無職藤井博司被告(55)(公判中)が調べに対し、この10年間で北海道と沖縄、徳島県を除く44都府県で寺のお布施を狙って約600件の窃盗を繰り返したと供述していることがわかった。

 県警は、うち約350件(被害総額約3億4000万円)の裏付けを取り、これまでに12件(同約1400万円)を追送検した。泥棒行脚に飛行機や新幹線を使い、宿泊は高級ホテル。熊本市大分市でマンションを借り、大分市のマンションには交際相手の女性を住まわせていたという。

 藤井被告は、3月28日午前0時20分ごろ、八代市の寺の庫裏で約4000円を盗んだところを住職に見つかり、逃げる際に石で住職の頭を殴るなどして約1か月のけがを負わせた。現場に残された眼鏡は約70万円もする高級品で、県警は販売経路から藤井被告が購入していたことをつかみ、4月13日に逮捕した。

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