人類最古?100万年前の氷、南極で採取

約40万年前の氷を手にする東久美子国

初公開された100万年前の南極の氷=国立極地研究所
 
 100万年前の大気を閉じこめているとされる南極の氷が17日、東京・板橋の国立極地研究所で報道陣に公開された。

 人類が目にする最古の氷である可能性が高い。第47次南極地域観測隊が1月24日、深さ3028メートル付近で採取、今月13日に帰国した南極観測船「しらせ」で持ち帰った。

 観測隊は2003年12月から南極の夏季に直径9・4センチの氷柱のドリル掘削を実施。当初の目的の岩盤には到達しなかったが、作業開始から127日目に最深部の氷を採取した。

 日本に持ち帰ったのは2400メートルよりも深い部分(約600メートル分)の氷。氷柱を長さ50センチ程度に割った半円柱で、残りの半円部は氷点下54度の現地に保管した。同研究所と北海道大学低温科学研究所に持ち込まれ、分析が進められる。

 掘削を担当した本山秀明・国立極地研究所助教授は「(目的の岩盤まで)残した20〜30メートルの決着をつけたい。氷だけでなく岩盤を掘る準備もしている」と来シーズンへの期待を語った。

 氷の一部は7〜9月、日本の南極観測50周年を記念し国立科学博物館で開かれる南極展で展示される。

 なんとも神秘的な問題である。まだまだ現代には知らない事があまりにも多いのは事実である。どうでもいい事かもしれないがこれもまら重要な問題であると切に思うものである。

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