年収600万円の壁 消費意欲、格差広がる

札束

 年収一千万円以上で今後の消費を「増える」とする人が「減る」を上回った一方、年収六百万円以下では「減る」度合いが一層高まっていることが、内閣府などの外郭団体「日本リサーチ総合研究所」が二十五日公表した調査で分かった。


 半年に一度、全国約千二百人を対象に行われる調査で、今後一年間の消費支出を「増える・充実させたい」とした回答と「減る・節約したい」の差から、消費意欲の変化を追っている。


 それによると、四月に実施した調査で年収一千万円以上で「増える」が四ポイント超と平成九年四月の調査開始から初めて「減る」を上回った。六百万−八百万円でも、「減る」が七・五ポイント減の一三・五ポイント超と改善した。


 これに対し、六百万円以下では医療費の負担増や雇用不安を理由に「減る」が増加。特に、四百万円以下では一〇・三ポイント増の三二・三ポイント超に達した。ただ、八百万−一千万円も「減る」が増え、二〇・八ポイント超に。


 将来に備えた貯蓄やローン返済などを理由にあげる人が目立った。


 年収600万クラスがサラリーマンの多くを占めているであろう。やはり一千万以上となるとまた一つの壁であると思う。二千万、三千万となればまた壁が高く聳え立つと思う次第である。


 サラリーマンよ。頑張れ。何を目指すかによって目的は変わってくるが年収が大いに越した事はないではないか。そう思うのは私だけではないはずである。

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