ホリエモンTVで反撃

 ライブドア(LD)事件で証券取引法違反罪に問われている前社長・堀江貴文被告(34)が3日、テレビ朝日系「サンデープロジェクト」に生出演し、元取締役・宮内亮治被告(39)=同罪で公判中=について「愛人がいる」などと暴露。法廷で検察側証人としてバトルを繰り広げたかつての盟友に、きつい反撃を食らわせた。容疑については「検察側のでっち上げ。認めたらアホ」とあらためて無罪を主張。裁判も一段落し、今後はメディアを舞台にホリエモン節を連発する考えだ。

 たまりにたまっていたうっぷんを晴らすかのように、ホリエモンはしゃべりまくった。それも聞かれてもいない余計なことまで…。

 最大の“被害者”は、かつての側近である宮内被告だった。堀江被告は宮内被告がLD株売却益の私的流用を認めたことに触れ「(宮内被告を)疑いの目で見たことがなかったので信じられなかった。彼の年収は二千数百万円で、僕が3000万円ぐらい。彼は扶養家族も多いし、愛人もいるし…ヘヘヘ。家も2つあるし結構、お金かかってるんだろうなと。僕より年収が低いのに、何であんな金回りがいいんだろうと思っていた」と意図的に“失言”した。

 突然の「愛人」発言に、司会の田原総一朗氏が苦笑いを浮かべる横で、堀江被告は続けた。「いいベンツに乗って、いい服も着てる。僕はスーパーで買ってきたような服を着てますけど。(私的流用は)これ以外にもあるんだもん。腹が立つというより、僕はかわいそうだと思った。そこまでして金が必要かなと」

 宮内被告は9月、検察側証人として堀江被告の公判に出廷。強制捜査直後に、堀江被告が「社員よりも、お付き合いしてる方の方がかわいそう」などと話し、社員や株主よりも恋人を心配していたことを明かしていた。

 ならばと堀江被告も宮内被告の女性関係を生放送で暴露。“リベンジ”に、してやったりの表情だった。

 自らの容疑については「(検察に)わけ分からんことを言われている。そもそも、何言ってるんですかということ。(容疑を)認めちゃったらアホでしょ」と完全無罪を主張。容疑を認めている宮内被告らかつての側近についても「みんな違法だとは思っていない。さっさと執行猶予で終わらせたいと思っているだけ」と批判した。

 また、ソニー買収の計画について「(買収)できる可能性はあった。ソニーを買収して世界一になって、その時点で(実業家を)辞めようと思っていた」とあっさり認めた。そのうえで「どうせ40歳までに辞めようと思っていたが、皮肉にも(逮捕が)いい機会になった」と語った。

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