日本、キューバ破りWBC初代王者に…MVPに松坂

日本優勝

WBC優勝を決め、胴上げで宙に舞う王監督
 
 【サンディエゴ(米カリフォルニア州)=小石川弘幸】野球の国・地域別対抗戦「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」は20日(日本時間21日)、サンディエゴのペトコ・パークで決勝が行われ、王貞治監督(65)(ソフトバンク)率いる日本が10―6でキューバを破り、初代世界王者となった。

 日本は一回、今江敏晃(22)(ロッテ)の2点適時打などで4点を先制。終盤1点差に迫られたが、九回にイチロー(32)(マリナーズ)の適時打などで突き放し、八回途中から救援した大塚晶則(34)(レンジャーズ)が締めくくった。

 最優秀選手には、先発して四回までを1点に抑え、今大会3勝目を挙げた松坂大輔(25)(西武)が選ばれた。次回は2009年に開催される。

 WBCは米大リーグで活躍する選手が本格的に出場し、真の野球世界一を決める国際大会として初めて開催され、16の国と地域が参加した。

 日本は、東京ドームで行われた1次リーグA組(アジアラウンド)で中国、台湾に連勝したが韓国には逆転負けし、2勝1敗の2位で2次リーグに進出。

 アナハイムで行われた2次リーグ1組では、米国戦で球審に“勝ち越し点”を取り消される判定もあって敗れ、メキシコには快勝したが韓国に再び惜敗して苦境に立った。

 しかし、メキシコが米国を破ったことで、日本は失点率(総失点を守備イニング数で割った数字)で米国、メキシコを上回って奇跡的に4強入り。

 サンディエゴでの準決勝では、今大会3度目の対戦となった韓国に6―0で雪辱を果たし、頂点への道を切り開いた。

 また世界が動いた。私達は生き証人である。日本が世界一になったこの意義を国民全員で価値あるものにしていきたいものである。なにはともあれ、

 王ジャパン。おめでとう。日本人である事を誇りに。

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