交際相手に暴力 「デートDV」最低男、再逮捕へ

暴行される主婦

女性4人“支配”「逃げれば親殺す」体にくぎ・たばこの火

 同居女性にたばこの火を押し付けけがをさせたとして警視庁捜査一課に逮捕された無職、山内秀樹容疑者(37)が、別の女性にも暴行し骨折させていたことが分かり、捜査一課は二十三日、傷害容疑で再逮捕する方針を固めた。

 山内容疑者はこの二人を含む四人に暴力を振るう「デートDV」で女性たちを支配していたとみられる。女性を脅迫や暴力で支配する事件が相次いでおり、捜査一課は今回のケースも「極めて悪質」と判断、全容解明を目指している。

 山内容疑者は横浜市の同じマンションに住む二十代の女性四人の部屋に入り浸り、日常的に暴力や脅迫を繰り返していたとされる。四人はエステ店経営会社の同僚で、社宅のマンション二室に二人ずつ暮らしていた。

 山内容疑者は四人のうち一人と交際するようになって一室に住みつき、もう一方の部屋にも出入りするようになった。最初は優しかったが、次第に暴力を振るうようになり、「逃げれば親兄弟を殺す」などと脅すようになったという。

 女性たちは「結婚できないようにしてやる。服従の印だ」とたばこの火を押し付けられたり、携帯電話の記録をチェックされるなどしたほか、体にくぎを刺されるなどの暴行を受けたケースもあったとされる。また「ボディーガード代」として現金数十万円を払わされた女性もいたという。

 再逮捕容疑の傷害事件の被害者は、ほおの骨を折る重傷を負っており捜査一課は「デートDV」を繰り返すことで服従させ、同居を強制していた疑いもあるとみている。山内容疑者は、別の女性が携帯電話を買い替えたことに腹を立て、手にたばこの火を押し当てて二週間のけがを負わせた傷害容疑で逮捕されていた。
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【用語解説】デートDV 
 DVはドメスティック・バイオレンスの略。交際相手間での暴力。若い世代に多く、女子高生の1割がDVを経験したとの統計もある。身体的暴力のほか、性的強要や携帯電話の発着信履歴やメールのチェックなど行き過ぎた干渉や束縛も含まれる。被害者意識や加害者意識が少なく、夫婦間のDVと同様に表面化しにくい。

 DVは昔から社会問題である。今になってようやく表に出てきたが昔からあった事実である。性犯罪の傾向からもわかるように犯罪を受けてもどうすればいいのかわからない女性が増えている。これは深刻な問題である。

 逃げずに立ち向かってほしい。今回のように大抵のクズ男は無職であったりろくな事をしていない。口だけは達者だが実際には何もできない男が多いのである。
脅しに屈せずに暴力に屈せずにと思う次第である。相談所はいたる所にある。警察もどんどん利用したほうがいいだろう。

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